浅間太郎の小諸探し
明治時代の小諸はすごかったのは、どうして?その秘密はなんだろう。
「小諸商人太平記」を読む [読書ノート]
小諸商人太平記という本がある。
アマゾンで調べるとまだ販売しているようである。
あれまぁ。1円の定価の古本もあった。
1円でも、売りたい人がいるわけだ。(手数料が別途必要。)
さて、小諸商人太平記を読むと、驚くべきことが書いてある。
(この一言で、10冊くらい売れるといいですね。ところが、絶対に1冊も、売れない。)
(まあ。私が、アマゾンに出展しているわけではないので、気にしないが。)
(興味のある人は1円の定価の本を買ってみるのもよいかもしれない。
ただし、1冊しかないので、早い者勝ちだが。)
キーワード 小諸の商業
北国街道の宿場町
消費都市
信州の玄関口
勤勉と努力
自主独立の気概
柳田茂十郎(明治初期 近代経営を始めた人)
合理的な経営法
商人道
商人修行の町
小諸買い物(買い物するなら小諸までいく)
内村鑑三「宗教と経済」
高い経済力
近代化の波
民間の運搬業 小山五左衛門(明治5年) 信越線開通前に活躍
キーワード 小諸の工業
高橋平四郎(繭買入取次) 明治5年
山本晴明(伝習生)
丸万製糸工場(民間資本初の製糸工場)
日向吉次郎 (能楽師)なんとも不思議な人だったとか
商権回復運動
高橋平四郎死去(明治22年)
信越線開通(明治21年)
小山邦太郎生まれる(明治22年)
キーワード 信越線の開通は、小諸商業に危機的な状況をつくりだした。
(意外でしょう。いままでの独占的小諸の流通を破壊した。) p。63
小山久左衛門 商業から機械製糸工場への大転換
純水館創業
銀行の発展
戦後の製糸業の衰退
キーワード 自由民権運動
(長野県下で、小諸からこの運動が始まった)
小諸義塾
内村鑑三
以上
小諸商工業史 大井隆男氏の文章より キーワードを拾い出した。
中見出しを中心に拾い出したが、目に付いたキーワードを拾った。
小諸の商業の発展、衰退、工業(製糸)の発展、衰退を手に汗握る文章で
つづられている。
実に驚くべき内容が書かれている。(考えてみれば単に歴史の事実だが)
その他。 丁稚物語、小諸の商人などの記事が続く。
小諸繁昌記 [読書ノート]
上田もすごい市である。 [読書ノート]
上田自由大学とその周辺―長野大学からの二十一世紀メッセージ (長野大学からの二十一世紀メッセージ)
- 作者: 長野大学
- 出版社/メーカー: 郷土出版社
- 発売日: 2006/07
- メディア: 単行本
上田は、女性運動の拠点のような市でもある。
上田自由大学は、その女性運動と、少し視点がちがうが、
思想の十字路、出会い、ぶつかりあいの場
大正時代の思想の坩堝というべき現象が上田でおきたことを伝えている。
日本近代史の地下水脈をさぐる [読書ノート]
「日本近代史の地下水脈をさぐる 信州・上田自由大学への系譜」を読む。
たくさんの登場人物。たくさんの出来事に触れている。
小諸義塾の関する記述もあり、興味深い。
世の中は、いつも単独で存在しない。
なんだか、ライバルを用意する。
パソコンの世界に マイクロソフトとアップルが同時代に存在するかのように。
宗教の世界では、空海と最澄が同時代に存在する。
思想の坩堝のように、たくさんの思想が、大波、小波のように、存在し、
世の中は、単に誰か一人の成功を応援するようにはできてない。
それは、人間を成功とか、独占トップにしないで、有頂天にさせない 「鏡」のような存在を常におくのかも
しれない。
そうすることによって、内に秘められた「強大な可能性」が、間違った方法に暴走しないように
人間がしかけた「保険」のような仕組みのようにも見える。
さて、自由大学、自由民権運動も、マグマのように噴出しながら、同時に、そうさせまいとする
大きな圧力が、発生し、それらが、せめぎあっていく世界が見え隠れする。
そして、時代は、昭和に突入しながら、第2次世界大戦に突入していく。
その意味で、自由思想、大正デモクラシーと戦争に突き進もうとする国家との
思想、教育の戦いの歴史の紹介でもあるかもしれない。
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小諸義塾の項も興味深い。
教育を私塾で行うのか、公的機関で行うのかの 戦いの中で、
私塾は、敗れ去っていくのである。
それは、あたかも、大阪城で、徳川の大連合勢力を前に、孤軍奮闘する
真田幸村を思わず、連想してしまった。
「小諸義塾と木村熊二先生」という本が出版されているそうだ。
読んでみようかな。
当時、250部出版だということで、当時のものなら、古本ネットワークで
18万円の値がついている。
日本の古本屋
http://www.kosho.or.jp/servlet/top
小諸義塾と木村熊二先生
小山周次編、函非売250 、昭11
遺稿及回想〔沖野岩三郎島崎藤村他〕
あきつ書店 178,500円
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しかし、復刻版も出ている。しかし価格が6000円以上とちょっと高いので
購入すべきか、ちょっと悩んでいる。
近くの図書館にこの本があるとは思えないし。
それにしても、こんな本をちゃんと復刻しているところが、なんとも、すごい世界でもある。
「上田自由大学とその周辺」を読む [読書ノート]
「上田自由大学」という大正デモクラシーのなかで、自由大学という新しいスタイルの大学が登場した。
1921年から1930年の10年に満たない活動であったが、上田をはじめ、新潟、伊那などにも
運動が展開された。
女性運動を、生み出すひとつの原動力になったのは、たしかのようだ。
今後も、上田が、女性運動のひとつの拠点になっていくことを、期待したい。
島田紳助スタイル [読書ノート]
ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書 し 4-1)
- 作者: 島田 紳助
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/05
- メディア: 新書
本屋を散策していたら、こんな本を見つけたの買ってしまった。
先輩たちの芸をこまめにチェックするなり、彼の勉強ぶりと感じ取ることができた。
ビジネスを開始するには、いろいろ十分にチェック検討をする。
京セラの稲盛氏の本を読んだときにも、新ビジネスをする場合には、徹底的に
討論することを紹介していた。
黒澤明の映画をつくる場合も、もともと、形のないものを、しっかりしたイメージに見えてくるまで
討議するという。
見えないもの、形がないものの、形になるまで、見通すことができれば、新しいビジネスが
生まれるのかもしれない。
地上星座学への招待(畑山博) [読書ノート]
という奇妙な本がある。
この人の他の本を読んだこともないが、芥川賞作家で、それなりに有名な人らしい。
2001年に亡くなっている。
なぜ、地上星座学への招待などという本を読む気になったのか、忘れてしまったが、
それなりに面白い本であるが、きっと多くの人には、読んでも意味が分からないというべき
内容だ。
なぜ、地上星座学なのかというと、宇宙の星座の配列と、地上の湖や沼の配置を並べて
みると、なんとなく似ていて、それを、世界中の湖の並びを比較したという、どうも
こじつけのような、形遊びのような、それでいて、本人は至ってまじめな本である。
この人は、非常に偶然的な出来事によく遭遇したらしい。
東京で生活していたのだが、なんの打ち合わせもなく、電車で、親戚や知人に出会うということが
よく起きたそうだ。
この本のP44の「ぐうせん性との関連」の項にそのことが書かれている。
そのページに、「方や私は日本、信州小諸という小さな町のド田舎子供。」というただ、その一行の出現に
このブログにすることになった。
ほかに、小諸についての記述はないと思われる。
本人のプロフィールをみるかぎり、東京都生まれ(1935年)ということで、小諸で生活したという記述は見当たらない。
年齢的に、戦争による疎開が考えられるが、この本でも、子供時代を記述したところは、この一行を以外にみあたらない。
宮沢賢治やサン・テグジュペリが、大好きのようだ。小諸での生活がなにかの影響に与えたのだろうか。
もしくは、その偶然性の能力も、小諸で身につけたものか、 などと、想像をたくましくしてしまったが。
イギリスには、レイラインという物理的に感知できない不思議なエネルギーの流れと集中があるといわれていて
それが、レイラインと呼ばれる。イギリスが魔法の国で、ハリーポッターの小説のヒットで、ますます、魔法の国に
いろいろ紹介された。
小諸にも、レイラインとか、気のエネルギーみたいなものはあったかなぁ?
いろいろ考えてみるが思い当たらない。
冬の浅間降しの冷たい風が、身に凍みて寒かったのを思い出すばかりだ。
この本で、「竜脈」「レイライン」についての記述はP56-60を参照
ロマンを感じたい方は、お勧めかもしれないが、入手は、古本か図書館あたりで探すしか
ないかもしれませんね。
日本全国河馬めぐり(読書ノート) [読書ノート]
尾道坂道書店事件簿 [読書ノート]
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すごい人生を歩んでいるものだ。
それを、横においても、とても面白い。
地域をどのように活性はさせるか、たくさんのアイデアに満ちている。
小諸新民話でも書いてみようかなとも、そんなことも思い起こさせた。
浅間山と役の行者の対決 (布引観音に登るとそんな感じしません?)
鬼押し出しの鬼たち
軽井沢地名考 [読書ノート]
長寿の町を訪ねて―長寿への鍵・長寿を阻むもの [読書ノート]
日本近代史の地下水脈をさぐる [読書ノート]
日本近代史の地下水脈をさぐる―信州・上田自由大学への系譜 (教科書に書かれなかった戦争)
- 作者: 小林 利通
- 出版社/メーカー: 梨の木舎
- 発売日: 2000/04
- メディア: 単行本
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小林 利通
1921年北海道旭川に生まれる。1939年旧制浦和高校入学。1943年京都帝国大学入学。1943年学徒動員されるが、怪我のため横須賀海軍病院に入院。1945年敗戦を京都で迎える。1947年東京大学文学部に入学。1951年長野県立千曲高等学校の教師になる。のち染谷丘高等学校、小諸高等学校に転任。1996年没。著書・論文『上田近代史』(社会・文化の項)。『維新の信州人』信濃毎日新聞(「赤松小三郎-議会政治の先唱者」執筆)。『松平忠固・赤松小三郎』(上田市立博物館発行)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
目次
1 明治と格闘した人びと—立身と立志のはざまで
2 チャレンジする文学者・画家たち
3 自由万歳から天皇万歳へ—労働運動・民権運動の草生と変質
4 平和論の系譜—近代日本の限界
5 絹で軍艦を買う—近代日本の矛盾
6 ミカド崇拝と競争原理、その到達点
7 自己教育の地下水脈をみる—大逆事件から自由大学へ
激動の明治,「自由民権」のうねりの中で人びとは,西洋の人権思想を学び,民衆自治の実現の為に苦闘し,近代は生まれた。今に継がれる「自己教育」の潮流と抑圧された「自由」の問題を追う労作。
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上田自由大学とその周辺 [読書ノート]
朝日新聞掲載「キーワード」の解説
kotobank朝日新聞掲載「キーワード」地方上田自由大学とは
市誌によると、神川村(現上田市)青年会長だった山越脩蔵(しゅうぞう)=蚕種製造業=が、哲学者で文明批.....
全文を表示する
市誌によると、神川村(現上田市)青年会長だった山越脩蔵(しゅうぞう)=蚕種製造業=が、哲学者で文明批評家の土田杏村(きょうそん)に講演依頼の手紙を出したのが始まり。その返事の中で杏村は地域問題に触れ、「しみじみと人生問題を語る機会を得たい」としるした。杏村は京都から出向いて農閑期の数日間、村の青年らに哲学を講義したという。杏村と青年らは意気投合し、「継続させたい」と1921(大正10)年11月1日、「信濃自由大学」が誕生した。市民の手によって自主的につくられた自己教育機関で、日本で初めてだった。のちに「上田自由大学」に改称された趣意書には(1)一般民衆が働きながら自由に大学レベルの教育が受けられ(2)一講座が3、4年の長期的なものとする(3)男女共学であり(4)統一的に法文系の学習を行う、とあった。自由大学は市役所の一室などを借り、哲学や経済学、文学論などを集中講義した。受講者の職業は農業をはじめ、教員、会社員、芸妓(げいぎ)、医師などさまざまで、毎回数十人の青年らが受講した。上田から始まった自由大学は飯田や松本でも創設、新潟県や群馬県など県外にも広まった。全国的な波及を目指した自由大学協会が設立され、機関誌「自由大学雑誌」も創刊された。巻頭で、杏村は「自由大学はどの国にも見られない独創的な学習機関」と論説している。自由大学は大正デモクラシーの終わりとともに閉校し、いずれの自由大学も1930年にはすべて消滅した。
( 2006-05-25 朝日新聞 朝刊 長野全県 2地方 )
農業ビジネス学校 [読書ノート]
月3万円ビジネス [読書ノート]
非電化・ローカル化・分かち合い
さて、月3万円ビジネスを、一つだけではなく、いろいろな月3万ビジネスを行えば、
それなりの収入になる。いろいろな実践やアイデアを紹介しています。
ロボコン部品ガイドブック [読書ノート]
ロボコン部品ガイドブック
ROBOCON Magazine (ロボコンマガジン) 別冊 ロボコン部品ガイド2011年版 2010年 12月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2010/11/25
- メディア: 雑誌
ROBO‐ONEのための二足歩行ロボット製作ガイド (RoboBooks)
- 作者:
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2004/05
- メディア: 単行本
ROBO-ONE公式ガイド―二足歩行ロボット格闘技大会 (Ohm mook)
- 作者:
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2005/08
- メディア: 大型本
中国モノマネ工場 [読書ノート]
中国モノマネ工場――世界ブランドを揺さぶる「山寨革命」の衝撃
- 作者: 阿甘
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2011/11/17
- メディア: 単行本
富士浅間造山騒動記 (神話風土記) [読書ノート]
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風土記なので、内容は少し雑多な感じがするが、いろいろなことを知るには、面白いかも。
野辺山支援科野国軍と富士支援四国連合軍などの戦いを収録
善光寺地震、江戸末期の様子など
善光寺秘仏が、武田、織田、豊臣 を経由して行くなかで、武田の滅亡、織田の滅亡、豊臣の滅亡とシンクロしているなど、面白い話を収録。徳川は、この秘仏の領内の置くのを避けていたので、滅亡を免れた。
善光寺の由来や善光寺地震など収録。(善光寺地震時には、いろいろな発光現象などが、観測された。)
幕末、明治の信州の状況(小諸藩は新政府軍に組しなかったなど。)
[定本]浅間山 [読書ノート]
郷土出版社
売り上げランキング: 1518703
たのしのそうな昆虫記 九重昆虫記 [読書ノート]
なんだかたのしそうな九重昆虫記
読んでみようかな
信州の20世紀 [読書ノート]
信州の20世紀
松本と長野の対立
養蚕
網の目のように発達した鉄路
小諸に関する話題は、ほとんど登場しませんが、信州の20世紀ついて、
いろいろ話題が満載。
エネルギーを無限に作り出す方法(まあ、難しいけど) [読書ノート]
- 作者: 山路 達也
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2013/01/20
- メディア: 新書
リニア新幹線には、8の字コイルをつかう。
コイルといえば、小諸に凄い会社があった。そこに作らせたら、とんでもない
リニア新幹線ができるかもしれない。
そういえば、京都あたりの大工さんが磁気抵抗ゼロの発電機を考案していたね。
これを、小型モーターで回したら、注ぎ込んだエネルギーより、強力なエネルギーを
生み出すことはできないのかしら。
だれか、実験してみたらどうかな?
無限にお金を作りだす方法はある。日銀が輪転機を回すだけで、原価20円が1万円に化ける。
エネルギーは、保存の法則があるので、なかなか難しいかもしれない。
自家発電のススメ [読書ノート]
-
自宅で楽しむ発電 身近な材料から電気を作ろう (ソフトバンク新書)
- 作者: 中村 昌広
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2013/06/18
- メディア: 新書
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(本の紹介)キノコ擬人化図鑑 [読書ノート]
- 作者: OSO
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2014/09/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
いろいろなキノコを女の子風に書くと、こんな風になるという図鑑。
ちょっと、不思議な感じの図鑑 キノコの妖精がいたら、こんな感じかも。