長野県テクノ在団伊那テクノバレー地域センター研究会は25日、飯田市上郷別府の南信州・飯田産業センターで「KIDS自然エネルギー活用コンテスト」を開いた。飯田下伊那地域の小学校7校が参加。各校で環境活動などに取り組んできた児童らが、活動内容や学んだこと、今後に生かしたいことなどを発表した。
参加したのは、龍江小6年東組、豊丘南小2年2組、清内路小4年生、高森南小環境委員会、根羽小5年生、豊丘北小5年生、喬木第一小4年2組。各校の児童が、手作りの資料や劇などを通じ、花苗の植え込みやごみ拾い、メダカやゴマダラチョウの飼育など、工夫をこらして取り組んだ活動を報告した。
発表後には、それぞれの活動にちなんだ賞が贈られた。龍江小は「苗植え込み隊根気強かったで賞」、豊丘南小「かわいいメダカ博士で賞」、清内路小「清内路から世界へ!広がりができてよかったで賞」、高森南小「エコ活動続けてほしいで賞」、根羽小「人と木のきずな結びま賞」、豊丘北小「う米で笑顔もはじけたで賞」、喬木第一小「私たちのゴマダラチョウ感動を忘れないで賞」を受賞した。
また、喬木第一小には、「発表の仕方や内容もさることながら、他校の発表を聞く態度や、主催者側の質問に対する受け答えが良かった」として、急きょ審査員特別賞が設けられ、贈られた。
同研究会は、伊那谷の小中学生を対象に2008年から同コンテストを開催。自然エネルギーの活用法や先人の知恵などを学ぶことで新しいアイデアを形にするなど、子どもたちのものづくりや技術への関心を高めることを目的とする。また、自然に対する感性を豊かにする機会としての活用を目指している。